子育てを俯瞰する~カルチャーショック~

前回は子育てにおいて「支配」も「放任」も適当ではないところまでだったと思う。

私としては「支配」も「放任」もしないで子育てする方法は「見守る」ことでそれは俯瞰力をつけることで可能となると思っている。

方法はいくつかある。

基本的には自分と子どもが同じではないという体験をするのが手っ取り早い。
そのためにおススメなのは子どもが作る「弁当の日」。
これは経験を積み重ねれば積み重ねるほど学びの幅が広がる。


この「弁当の日」では

"献立、買い出し、調理、箱詰め、片付け“までを子どもたち自身で完結させる。


いったい何を学ぶことが出来るのかというと、それは人それぞれの感じ方なので「これが学べます!!!」と明確に示すことはできないが、その時の自分に必要な事を体感することができる。私の場合、子どもとの距離が近すぎた。子どもを私のミニチュアだと思っていたのだろう。子どもと味噌汁の話をしている中で子どもとの距離感を見定めることができた。


子どもたちは「弁当の日」で食に関する感性が高まっていたので食に関する自分たち自身の考察をすることが出来ていた。給食で出ている豚汁の味噌が赤味噌だというのだ。しかも3人全員が。静岡県民、白味噌で育っている私は赤味噌の概念がない。歩み寄っても合わせ味噌だ。や、やはり合わせも無い。豚汁は白味噌だ。そこで子どもと私は別のアイデンティティー(帰属意識)を持っていることに気付く。


私は静岡で広島生まれの母に育てられたが、子どもたちは岐阜県可児市民だと。大きな衝撃だった。今まで自分の分身だと思っていた子どもたちが違うアイデンティティーをもっていたのだ。食から培うアイデンティティーは強烈だ。

そこから子どもたちを尊重するようになった。

すると目から鱗
子どもたちとの関係がますます楽しくなっていったのだ。

こそだち発達研究所

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