幻の郷土料理~さより飯~
今月はさより飯を作っています
さより飯とは・・・
岐阜県の可児市、御嵩町、美濃加茂市、恵那市東濃周辺で古くから食べられていた郷土料理。名物料理。
1939(昭和14)年、宮内庁に「日本五大名飯」として指定されたという格式高い名物料理の一つ。
五大名飯とは
・深川めし(東京・江東区)アサリのすまし汁でご飯にかけたもので、名物料理としていただける
・うずめめし(島根・津和野町)しいたけ、ニンジン、高野豆腐などを賽の目にして味付けたものにご飯をのせ、薬味とともにだし汁をかけるもの
・忠七めし(埼玉・小川町)さらしネギ、わさび、柚子といった薬味をご飯にのせて、熱いつゆをかけて食べるもの
・かやくめし(大阪市)...ご当地グルメを脱皮して、炊き込みご飯として全国的にもメジャーな存在となっている
岐阜県中濃~東濃では昔から「さんま」をはじめとする細長い魚全般を「さより」と呼ぶ習慣があり、この「サヨリ飯」もさんまの炊き込みご飯。秋の収穫を祝って食べられたという。
かつては、新鮮な海の魚が手に入りにくかったこの地域で貴重だった塩さんまを用い、塩さんまの塩味でご飯を炊き上げたごちそうだった。戦前までは各家庭で盛んに作られていたが、今では地元でも珍しい存在になった。
身土不二ですね
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